島根労働局が7月末時点でまとめた、来春卒業の県内高校生に対する県内企業の求人数は前年同期比8・7%増の2618人だった。就職希望者に対する求人倍率は0・36ポイント上昇の2・36倍となり、1996年以降、同時期で最も高い。
求人数を業種別に見ると、製造業が25・4%増の696人、建設業が13・0%増の715人などと伸びた。新型コロナの影響が続く宿泊業は13・7%減の82人だった。
地域別では県東部が8・0%増の1882人、西部が10・5%増の736人。
就職希望者数(県外就職含む、7月末時点)は前年同期より95人少ない1111人で、求人倍率の押し上げ要因となっている。
(藤本ちあき)