島根県美郷町と友好協定を結ぶインドネシア・バリ島マス村のイ・ワヤン・グデ・ダルマユダ村長(51)らが10日、松江市殿町の山陰中央新報社本社を訪れ、交流を深めた。
ダルマユダ村長と伝統音楽ガムラン奏者、伝統舞踊の演者ら16人が、美郷町の嘉戸隆町長らと訪問し、松尾倫男社長らが出迎えた。ダルマユダ村長は「温かく迎えてくださってありがとうございます」とあいさつした。
訪問団による美郷町の小学生のガムラン演奏体験を紹介した10日付の本紙を読み「新聞に載ると、島根の人から声をかけてもらえることもある」と喜んだ。訪問団は松尾社長にバリ舞踊のお面を贈った。
嘉戸町長は、楽譜のない音楽に合わせて踊るバリ舞踊は石見神楽と似ており、12日のイベントで、コラボステージを開くと紹介。「国内外からバリ好きが集まる。神楽にも感銘を受けると思う」と話した。
松尾社長は「マス村との交流など、さまざまなアイデアで地域を盛り上げている美郷町に注目している」と話した。
訪問団らは12日に美郷町信喜の町カヌー競技場「カヌーレIMAI(イマイ)」である美郷バリフェスティバルで、伝統の音楽や舞踊を披露する。バリ島料理や地元飲食物の販売、バルーンランタンで夜空を彩るイベントもある。(小引久実)













