8人組アイドルグループ・OCHA NORMAが15日、初となる単独での日本武道館公演『OCHA NORMA 2025 LIVE at BUDOKAN ~#OCHAnnel~』を開催した。会場には多くのファンが集結し、Huluでの配信に加え全国50以上の映画館および台北でライブビューイングも実施。結成から3年、全国47都道府県を巡ったツアーの集大成として、記念すべき一夜を彩った。
【写真】ライブ写真がたっぷり!OCHA NORMA初武道館公演の模様
“お茶の間”をコンセプトに据えたこの公演は、バラエティ番組のセットのようなステージ演出で展開。冒頭、「お祭りデビューだぜ!」の華やかなパフォーマンスからスタートし、スモーク噴射とともに斉藤円香が「もっと大きな声を出してみて!」と客席をあおると、会場全体が一気にお祭りムードへと染まっていった。
MCでは斉藤が「ついに初の日本武道館公演を迎えました!」と叫び、ファンから大きな歓声が起こる。「ヨリドリ ME DREAM」では西崎美空(※崎=たつさき)が歌詞を“立ってるよ 武道館”にアレンジし、「ウチらの地元は地球じゃん!」では“地元は武道館”とセリフを変更。ここだけのアレンジが満載のステージに、観客のボルテージも加速していく。
続いて披露されたのは、アニメ『学校では教えてくれない大切なこと』主題歌の「学校では教えてくれないこと」や、広瀬香美が作詞作曲を手がけた「ちょっと情緒不安定?…夏」など。コール&レスポンスでは“お茶の間”全体がひとつになり、ポップな楽曲の魅力を余すところなく届けた。
中盤にはユニット曲ブロックが展開され、「イージーイージー」(斉藤円香&広本瑠璃&窪田七海)、「1/2」(中山夏月姫&西崎美空)、「Peek a Boo」(米村姫良々&北原もも&筒井澪心)と続き、「ミステイク」で全員が集合。「ミステイク」は前身ユニット時代の楽曲で、1番は米村、窪田、斉藤の3人が歌い出し、2番から全員が参加する“エモい”演出に。筒井澪心は「3人が歩いてくるのがエモすぎて!」と感想を語り、会場の共感を呼んでいた。
後半はロック調の最新シングル「女の愛想は武器じゃない」や、テレビで初披露となった「想定内!」など、アップテンポな楽曲が連続。窪田七海が“キュルルンビーム”を発射すると会場はピンクに染まり、「私のソロステージだっけ?」と笑顔を見せる一幕も。全体を3つに分けたコール&レスポンス対決も行われ、観客との一体感がさらに深まった。
本編最後には、「恋のクラウチングスタート」で力強く締めくくり。「この武道館がゴールじゃない」と語りかけるような堂々たるパフォーマンスで締めた。
アンコールでは、日本武道館公演に向けて書き下ろされた「今日を胸に飾って」を初披露。斉藤は「今日の思い出も胸に飾って、これからも頑張っていきたい」と語った。北原ももは「10人で作ったOCHA NORMAだから、私たちが守っていきたい」と涙ながらに想いを伝え、西崎は「アイドルになって良かったと思える一日でした」と語る。窪田は「みなさんは私の次にかわいいから、“キュルルン”は2トーン高い声で!」と客席を笑顔に包み最後は「今日も一番かわいくできました!」と、アイドルらしい決めゼリフで締めくくった。
そして、テレビ風のエンドロールに乗せて披露された「シェケナーレ」で公演は大団円。2023年10月からスタートした47都道府県・全128公演のツアーを経て到達した、OCHA NORMA初の武道館。筒井が「てっぺん(10)へ行こう(15)」と語っていたとおり、グループは“てっぺん”への第一歩を確かに刻んだ。
■セットリスト
M01. お祭りデビューだぜ!
M02. ヨリドリ ME DREAM
M03. ウチらの地元は地球じゃん!
M04. 学校では教えてくれないこと
M05. ちょっと情緒不安定?…夏
M06. わかってるっつーの!
M07. ウットーシー!
M08. 黙ってついてこい!
M09. イージーイージー / 斉藤円香・広本瑠璃・窪田七海
M10. 1/2 / 中山夏月姫・西崎美空
M11. Peek a Boo / 米村姫良々・北原もも・筒井澪心
M12. ミステイク
M13. デート前夜狂想曲
M14. 素肌は熱帯夜
M15. Super Duper Sugar Power
M16. Hello! 生まれた意味がきっとある
M17. 友達天体図
M18. 女の愛想は武器じゃない
M19. ちはやぶる
M20. ラヴィ・ダヴィ
M21. 想定内!
M22. 宇宙規模でダイスキ宣言!
M23. Good Luckの胸騒ぎ
M24. 恋のクラウチングスタート
<アンコール>
EN1. 今日を胸に飾って
EN2. シェケナーレ
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