大社ロータリークラブ会長賞に輝いた作品を紹介する上野葵さん=出雲市大社町杵築東
大社ロータリークラブ会長賞に輝いた作品を紹介する上野葵さん=出雲市大社町杵築東

 出雲市大社町内の学校に通う子どもたちが、地域の自慢の景色や建物などを描いた絵画の作品展が3日、出雲教八雲会館(出雲市大社町杵築東)であり、町の魅力が伝わる60点が展示された。

 作品展は、大社ロータリークラブが子どもたちの郷土愛や感性を育てることを目的に、「わたしの好きな大社」をテーマに開き、8回目となった。

 大社、荒木、遙堪の3小学校、大社中学校、大社高校美術部の児童、生徒の応募作品約450点から特賞5点、優秀賞55点の計60点が入賞し、会場に並んだ。

 日御碕神社や出雲日御碕灯台、神門通りといった観光地をはじめ、神話のヤマタノオロチや町並みなどのさまざまな作品があった。

 大社ロータリークラブ会長賞に輝いた大社中学校2年の上野葵さん(14)は、通学路の堀川の様子を描き、朝の日差しが分かるように柵の影にこだわったという。上野さんは「好きな大社の雰囲気を描いた作品を見てもらえてうれしい」と喜んだ。

(片山皓平)