タイムカプセルの中身を確認する当時の在校生ら=島根県美郷町都賀行、旧〓(都の日の右上に「、」)賀行小学校体育館
タイムカプセルの中身を確認する当時の在校生ら=島根県美郷町都賀行、旧〓(都の日の右上に「、」)賀行小学校体育館

 島根県美郷町都賀行の旧都賀行小学校で3日、50年前に埋めたタイムカプセルが開けられた。集まった当時の在校生ら約30人が、カプセルに入れた作文や木札などを見ながら、学校生活を懐かしんだ。

 タイムカプセルは1975年度に、開校100年を記念して同校敷地内に埋設した。2025年11月3日に開封すると決めていた。その後、同校は都賀、宮内両小学校との統合に伴い、04年に閉校した。現在、校舎は公民館やサテライトオフィスに利用されている。

 カプセルには児童の作文や声を録音したテープ、名前を書いた木札などが入っていた。この日集まった当時の在校生たちは、返却された作文を懐かしそうに読み、思い出を語り合った。

 当時4年生で千葉市から駆け付けた公務員の山尾芳雄さん(60)は「カプセルを埋めたのを覚えている。懐かしい顔触れに会えてうれしい」と話した。 (佐伯学)