バブル経済以降、人手不足の解消を外国人に頼ってきた日本。今や農業や工業など、あらゆる産業で不可欠な存在だが、安価な労働力と扱われていた側面もある。受け入れ制度の改正は弥縫(びほう)策の積み重ねで、国全体で取り組むべき支援の動きも道半ば。「共生」の未来に向けて手探りが続く。

 「冬の寒さ、今は大好きです」。北海道紋...