高市政権が発足し、コメ政策に再び注目が集まっている。本コラムでも何度も取り上げてきた通り、令和のコメ騒動により、コメ価格はかつての「安すぎた」状況から、一気に「消費者の我慢の限界を超えるほどに高すぎる」状況へと大きく振れてしまった。このような価格の乱高下と、それに伴う生産・流通現場の混乱に対し、高市政権はいかに取り組んでいくべきか。

 まず、高すぎるコメ価格をど...