小川寛晃理学療法士(中央左)の施術を見て学ぶ奥出雲病院の理学療法士ら=島根県奥出雲町三成
小川寛晃理学療法士(中央左)の施術を見て学ぶ奥出雲病院の理学療法士ら=島根県奥出雲町三成

 不快な感覚や体を守るための警告信号の役割を持つ「疼痛(とうつう)」を学ぶ研修会がこのほど、島根県奥出雲町三成の町立奥出雲病院であった。理学療法士らが痛みが出た際の精神的なケアの方策や、軽減方法について理解を深めた。

 仙台総合医療大学校(仙台市)の理学療法科専任教員で地域疼痛ケア協会の会長を務める山崎瞬さん(42)は、これまでの経験から「痛みを敵ではなく『変化への呼びかけ』として受け入れるべきだ」と指摘。「治療者は対応に関して学びを深めていく必要がある」と説いた。

 虹ケ浜整形外科クリニック(山口県光市)の理学療法士、小川寛晃さん(47)は、足が変形しているため、腰痛の症状が出ている患者に対し、一時的に痛みを軽減させる方法を指導した。

 聴講した同病院の理学療法士森田光さん(22)は「経験者の治療を新たな視点で見させてもらった。治療や(患者への)アプローチの幅が広がった」と話した。

 同病院の理学療法士や作業療法士、近くの島根リハビリテーション学院の実習生など約20人が聴講した。      (景山達登)