秋篠宮さまが60歳の誕生日に際し、宮内記者会と会見された内容の全文は次の通り。
―殿下は還暦を迎えられます。ご感想はいかがでしょうか。今年は戦後80年の節目にも当たり、ご一家で戦争の記憶に向き合われました。次代への平和の継承をどうお考えですか。国内外で印象に残った出来事と合わせてお聞かせください。まずは、還暦のご感想についてお願いいたします。
「今度、還暦を迎えるわけですけれども、私個人の中では、時間というのは連続しているものと認識していますので、還暦と言われても、干支が一巡したんだなということと、そういう年齢になったんだなという感想があるくらいです」
―続きまして、ご一家で戦争の記憶に向き合われたこと、また次代への平和の継承についてのお考えをお聞かせください。
「そうですね。私がまだ子供だった頃、もう50年ぐらい前になりますけれども、その頃は周りに戦争に行ったことがある人とか、それから大人にはなってないけれども、戦争の経験が有る人というのは結構多くいました。ですから、日常の会話の中でも、戦争のことについての話が出ることはありましたし、学校の授業でも、そういう話を聞く機会が比較的多かったと思います。ただ、それから半世紀ぐらいたって、だんだんとそういう実際に体験した人の話を聞く機会というのは難しくなってきていると思います。特に、記憶に残っている年齢の時に戦争を体験した人は、もうかなり高齢になってきていますので、その点でも、なかなかそういう機会が持てなくなっているんだと思います。ただ、そういう今の時期ではありますけれども、まだ話してく...












