【邑南】大粒の種なしブドウ「ニューピオーネ」の収穫が6日、島根県邑南町矢上の農業生産法人はらやまのハウスで始まった。スタッフが1房約20センチ、700グラムほどのずっしりと重いブドウを丁寧に摘み取る作業に追われている。作業は10月中旬ごろまで続く。
2000年に設立した、はらやまは、矢上地区の3カ所のハウス計62アールで150本を農薬、化学肥料を抑えて栽培。年間約8トンを収穫し、全国発送する。
今年はお盆ごろの雨で少し色づきの遅れがあったが、順調に育ち収穫を迎えた。初日はスタッフが一房一房はさみで切って収穫し、汚れがないかを確認しながら箱詰めした。
三田誠社長(62)は「糖度18度で例年並みのおいしいブドウができている。ぜひ食べてほしい」と話した。
13日から地区内の直売所で、1キロ2500円で販売する。問い合わせは、はらやま、電話0855(95)2160。 (糸賀淳也)