障害者の雇用と定着について講演する中島強志所長=益田市遠田町、益田地域医療センター医師会病院
障害者の雇用と定着について講演する中島強志所長=益田市遠田町、益田地域医療センター医師会病院

 障害者の雇用や定着をテーマにしたセミナーがこのほど、益田市内であり、雇う側と雇われる側が一緒になって働きやすい豊かな職場づくりについて考えた。

 「益田障がい者就業・生活支援センター エスポア」(益田市あけぼの東町)の中島強志所長(53)が講師を務めた。情報が多いとパニックになる特性がある知的障害者に対し、「指示は一つずつ出す」「図で示す」といった具体的な対応事例を紹介した。「できることや得意なことに注目し、一つ一つ積み上げるスモールステップが達成感や自信につながる」と助言した。

 障害者雇用に身構える意識ではなく「共に働く仲間と捉えることが大事」とし、障害者が働きやすい環境の整備は誰にとっても働きやすい職場づくりになることを強調した。

 セミナーは2022年度から障害者の就労支援事業に取り組む益田西ロータリークラブ(田原毅会長、33人)が主催した。障害者や企業の担当者ら23人と同会員17人が参加し、ワークショップもあった。(吉田雅史)