作品を鑑賞する生徒たち=松江市袖師町、島根県立美術館
作品を鑑賞する生徒たち=松江市袖師町、島根県立美術館

 「第58回島根県高校美術展」が12日、松江市袖師町の県立美術館ギャラリーで始まった。全国高校総合文化祭(高総文祭)に推薦する7作品など、迫力と豊かな感性で表現された力作が来場者を楽しませている。入場無料、15日まで。

 県高校美育研究会と県高校文化連盟が主催。県内37校の生徒が絵画、平面・立体デザイン、彫刻・映像、工芸の各部門に計335点を出品した。動物や風景、日常生活を描いた作品や精巧な工芸作品などが並ぶ。

 出雲北陵2年・定守古都乃さんの油絵「逃亡」は、静物が置かれた机の下で虎と鉢合わせた女性が人さし指を口の前に立て、威嚇する虎に静かにするよう訴える。締め切りや指導者を虎に見立て、制作時に生じる「逃げたい」「やらないといけない」とせめぎ合う思いを、自画像と虎で表現。来夏に秋田県で開かれる高総文祭に推薦された。

 来場した益田高校美術部2年の村上杏咲さん(17)は「個性的な作品が多く、いろいろな表現法があった。参考にしたい」と話した。

 午前10時~午後6時。最終日は午後2時まで。(松本ひろ)

 

 このほかの推薦作品は次の通り。

 ▽絵画 「ぼくはわからない」溝部光一(松江南2年)、「黎明」神門鈴菜(出雲2年)、「こっちを見て」奥井琴音(同1年)、「寝不足」川節小桃(大田2年)

 ▽彫刻 「測り知れぬオロチの心」藤原世羅、中林優、川島香恋(横田2年)、小野美晴(同1年)

 ▽映像 「color」加納珠莉(出雲北陵2年)