テレビアニメ『薬屋のひとりごと』第2期Blu-ray発売記念イベントが14日、都内で行われ、猫猫役の悠木碧、壬氏役の大塚剛央が登壇し、これまでの猫猫のベストシーンを振り返った。
【動画】悠木碧、猫猫愛が溢れ出る!?
テレビアニメ第1期、第2期を振り返り、ベストシーンを振り返った2人。「ベスト猫猫シーン」に第1期の序盤で猫猫が侍女に詰め寄るシーンをあげた大塚は、「最初のインパクトとしてはこの話数が大きかったなって。しかもちょっと作画も少し独特な感じで、余計に印象に残ってたんですけれども、ある種の正義感みたいなものが見えた初めての部分だったのかなって」とし、「やってはいけないことに対しての猫猫が詰め寄るシーンは見ていてスカッとしました」と選んだ理由を明かした。
このシーンについて、悠木は「ここまではどちらかというとひとりごとメインといいますか、大きな声を出す人じゃなさそうにみえるんですけど、決して魂の炎が灯っていないタイプではなくて、踏んだ地雷はしっかり回収していくタイプというのがよく出てる」と振り返った。「猫猫をどこまで芯を強く演出できるかで、今後のストーリーの描かれ方が変わってくるなと思ったので、皆さんにも猫猫の芯の強さというか、決して刀を抜かないわけじゃないということが見て取ってもらえればいいなと思って演じましたね」と演じる上で意識したことも明かし、「当時たしかにここは結構反響があったことを思い出しました」とも続けた。
また「謎解きだからっていうのもあるんですけど、なるべく嘘なく表現していくところを作画のみなさんもこだわってらっしゃるみたいで、いわゆるキラキラ派手にするという作り方ではなくて、人間劇とか、所作とか、表情とか、そういうものを丁寧に描いてらっしゃるらしく、かなり顕著に現れているシーン」と製作陣の意図にも触れつつ語った。
悠木は、第2期で猫猫が神美に「クソババア」と暴言を吐き折檻を受けるシーンをセレクト。ここにも猫猫らしい正義感が表れているとし、「より弱いものに当たっていく神美のあり方が、たぶん彼女の中の正義感の地雷を踏んだ」と振り返った。大抵の物事には怯まない猫猫だが、「神美に関しては本能的にやばいと感じていて、最初から」とし、「でもその相手にもしっかり立ち向かう情のもろさみたいなものも出ていてカッコイイシーンですよね。ヒロインと言うよりはヒーローっぽい」と表現。「好きですね、このシーン」と笑顔で明かした。
本作は、毒と薬に異常な執着を持つ薬屋の娘・猫猫と、謎多き美形の宦官・壬氏が、宮中で次々と巻き起こる難事件に挑んでいく“謎解きエンターテインメント”。原作は日向夏氏、イラストはしのとうこ氏が担当している。7月4日にテレビアニメ第2期最終回の放送を終え、第3期が2026年10月と2027年4月の分割2クール、2026年12月には劇場版が公開されることが決定している。
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