ヨシタケコーヒーを抽出する田中昭則代表(左)と衣旗孝枝代表=浜田市西村町、Gallery&Cafe FUN
ヨシタケコーヒーを抽出する田中昭則代表(左)と衣旗孝枝代表=浜田市西村町、Gallery&Cafe FUN

 浜田市出身で缶コーヒーの生みの親で知られる三浦義武(1899~1980年)の功績を生かして誘客を図ろうと、市がふるさと納税の返礼品に「ヨシタケコーヒー」を現地で飲めるプランの提供を始めた。

 三浦は戦後、浜田の缶詰工場から着想を得て世界初とされる缶コーヒーを開発。1965年に「ミラ・コーヒー」の名で販売した。あや織りのネルと大量のコーヒー粉を使い抽出するのが特徴で、鼻を突き抜ける香り高さと濃厚なこくを兼ね備える。現在は研究者が調査に基づいて再現した「ヨシタケコーヒー」を市内2店舗で提供する。

 このほど返礼品の報告会があり、「Gallery&Cafe FUN」(ギャラリー・アンド・カフェ ファン)の田中昭則代表(73)と「cafeダイニング珈琲時間」の衣旗孝枝代表(70)が三浦大紀市長に一杯を提供。衣旗代表は「浜田の宝が生んだコーヒーを飲んで田舎でのんびりしてほしい」と話した。

 寄付額は1人3400円、2人6700円。それぞれコーヒーを2店舗で提供するほか、2700円でコーヒーを使ったはがきやようかんも贈るといったプランがある。仲介サイト「ふるさとチョイス」でヨシタケコーヒーと検索して手続きを行うと、申請者に電子チケットを送付。現地で飲める日を2店舗のどちらかで予約してもらう。

ヨシタケコーヒーで染色したポストカードを手にする田中昭則さん

(宮廻裕樹)