過去を振り返り、戦争の記憶をつないでいく節目の年が終わる。次世代へのメッセージとして、歴史の捉え方や平和の在り方、保守化が進む政治の状況について、古賀誠・元自民党幹事長に見解を聞いた。

 ―戦後80年が終わる。多くの「語り部」が平和の大切さ、戦争の悲惨さを語った。これからの政治家に伝えたいことは。

 「なぜ、国土が焼け野原となり、多くの尊い命を奪ったあの戦争が起きたのか。なぜ、終結の決断が8月15日なのか。これを知...