島根県海士町豊田の交流施設「海てらす月乃輪」に防犯カメラ1台が設置され、このほど運用開始式が開かれた。海産物や漁具の盗難、密航の抑止効果が期待される。
カメラは施設入り口近くに設置され、1週間分の映像が記録される。施設は外海に面して好漁場が近く、渡船を利用する人も多いことから官民でつくる浦郷署沿岸警備協力会が購入し、設置した。協力会は島前3町村の港湾施設に防犯カメラ設置を進めており、今回で7台目となる。
運用開始式には浦郷署の岩谷章司署長と大江和彦町長が出席。大江町長は「防犯カメラが『ここに住んで良かった』という地域づくりにつながるよう願う」とあいさつした。
同署によると3町村では近年に密航事件はないが、漁具の盗難が数件発生しているという。(鎌田剛)













