寄贈した作品集を手にする青已はなねさん=鳥取市東町1丁目、鳥取県庁
寄贈した作品集を手にする青已はなねさん=鳥取市東町1丁目、鳥取県庁

 米子市在住のボールペン画家・青已(あおい)はなねさん(46)が19日、鳥取県教育委員会に自身の作品集を寄贈した。県立学校全33校に1冊ずつ送り、図書室などで読めるようになる。青已さんは市販のボールペンを使って創作を始めたことから「身近なところに自分を表現できる道はあると伝えたい」と話した。

 青已さんは、34歳の時に青色のボールペンで絵を描き始めた。0・35ミリの水性ボールペンを使って、独自の世界観で想像した動物や植物を描いてきた。県内外で個展を開き、米国やフランスなどでの出展歴もある。

 2025年10月、鳥取県南部町の中学校で生徒の目の前で絵を描いて見せた。生徒が表現することに興味を持っていたことから、自身の作品が今後の参考になってほしいとの思いで作品集の寄贈を決めた。

 寄贈した作品集の表題は「PALM TO PALM(パームトゥパーム)」。A4判102ページで、22年11月に出版した。動物や植物が発するエネルギーを題材にした作品を収録し、細やかな筆致で描かれた69作品の絵と、絵の世界観を表現した文章を添えている。

 県内の私立学校や県西部の公立中学校にも寄贈する予定。青已さんは「心が動くきっかけの一つになればいい」と願った。

 (岸本久瑠人)