1月下旬。島根県邑南町内の道路沿いに、雪に覆われて一面真っ白になった野原が広がっていた。

 「農業を続けたら危ない。ならば足元が明るいうちにやめよう、ということになった」。同町鱒渕の農事組合法人・馬野原下で事務局長を務めた森脇親夫さん(80)が、2024年まで稲作を手がけたその場所を眺...