鳥取県の委託を受けた業者が使用していたアカウント(画像の一部を加工しています、県提供)
鳥取県の委託を受けた業者が使用していたアカウント(画像の一部を加工しています、県提供)

 鳥取県選挙管理委員会が運用していると誤認されかねないとして、県が注意喚起したX(旧ツイッター)アカウントに関し、県は2日、県広報課が広告配信を委託した事業者が運用する「本物」だったと発表した。県が委託した業者のアカウントを「偽物」と注意喚起するお粗末な発表となった。

 県広報課が業者に配信を発注した際に、広告の文言や添付画像の内容は確認していたが、投稿するアカウント名、ID、プロフィル画像などは業者と情報共有していなかった。県選管も掲載は認識していたが、アカウント情報は広報課と同様に知らなかった。

 業者は1月28日から広告を配信。そのアカウントを同月30日に県職員が発見し、県選管に報告した。広報課が発注した広告のアカウント名などを把握していなかった県選管は偽物と誤認し、翌日、公式ホームページなどで県民に注意喚起した。本物を偽物と誤認して広報したことに対し、鳥取1区の陣営関係者は「大切な選挙の中で業務がずさんなのではないか」と憤った。

 同課の谷口健一課長は「今後、委託業務に関連するSNSについても内容を把握し、適切に運用していく」とコメントした。

(小林竜大)