第十章・再起への道(18)

 

 下屋敷にもどると、利常は持仏堂に入った。誰とも会いたくないし、人の姿を見るのが苦痛である。須(しゅ)弥(み)壇(だん)に安置した利家やまつ、利長や永の位牌...