【隠岐の島】NHK連続テレビ小説「ばけばけ」で注目される文豪ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の遺品が保管されている島根県隠岐の島町下西、玉若酢命神社・億岐家宝物殿でこのほど、ハーン夫妻の参詣133年記念特別公開があった。午前と午後の2回、約30人がゆかりの品に見入った。
八雲はセツと共に1892年8月、隠岐諸島を旅行した。没後に八雲の次男稲垣巌さんが、億岐家と交友を深めて寄贈した遺品の双眼鏡やきせるを展示した。全集の裏表紙には、宝物殿にある隠岐国駅鈴が採用されるなど、八雲は隠岐に特別な思いを持っていたことを示す資料が保管されている。
管理人の億岐みゆきさんが「神社の神札が英オックスフォード大の博物館に保存されている」と、博物館で撮影された写真も紹介した。公開は住民向けに企画され、小学校での見学以来70年ぶりに来たという高齢者もいた。県隠岐支庁職員らも研修で参加した。
隠岐支庁県民局の斎賀育子さん(38)は「ゆかりの品が置いてあることは知っていたが見るのは初めて。いい機会だった」と話した。
(鎌田剛)













