3月8日は国際女性デー。さまざまな領域でジェンダー格差の課題は尽きない。そんな中、2月に閉幕したばかりのミラノ・コルティナ冬季オリンピックでは女子アスリートが避けて通れない生理を巡り、重要な問題提起があった。フィギュアスケート女子アメリカ代表で、メダル候補と目されながら、ショートプログラムで13位に沈んだアンバー・グレン選手は大会期間中、メディアの取材に対し「生理中」だと明かした。
元競泳日本代表で、2008年の北京オリンピックと、その4年後のロンドン大会に出場した伊藤華英さんはオリンピックで生理の問題に直面した経験があり、生理への理解を深めてもらうために情報発信をしてきた。自らの体験と、今回のグレン選手が語ったことについての受け止めを聞いた。(共同通信=前山千尋)
▽競技に対する誠実な姿勢
フランスメディアの動画によると、グレン選手は自身の生理についてこう語った。
「私は今生理中です。全世界を前にこのような格好で演技をすることはとても大変です。怖くて、余計に感情的になります。そんな状況で『アスリート』として振る舞わなければな...













