Jリーグが始まった1993年。国立競技場で観戦したのはジェフ市原(現ジェフ千葉)の試合だった。顔にチームの色を塗り、旗を振る。ラッパの「プァーン」という音が響き渡る。スタジアムの雰囲気を楽しんだ。
あれから33年、クラブ数は10から60に増え、2月に百年構想リーグが始まった。応援も変わった。クラブごとに応援歌があり、ガイナーレ鳥取は『鳥男』。<いつも俺達がついてるさ 共に闘おう>。選手を鼓舞する時にサポーターが歌う。
前身のSC鳥取時代。「聖地」と呼ばれた米子市の東山陸上競技場で老若男女がチーム名を叫び、勝つと喜び、負けると泣くこともあった。2週間に1度「お祭り」がある。ホームゲームの取材が楽しみだった。
スポーツは地域を活性化させる。Bリーグ・島根スサノオマジックもそうだ。大企業のバンダイナムコグループが資金を出すだけでなく、地域と共に歩む。東京一極集中の構造を変えるモデルの一つと言える。島根には女子硬式野球・島根フィルティーズやサッカー・ベルガロッソいわみなどスポーツチームが各地にある。
4年後に「島根かみあり国スポ・全スポ」が控える。県が試算した総事業費319億円は雲南市の年間予算と同規模だ。開催地の負担軽減など在り方の見直しに加え、何を根付かせるかが大事だ。県民と共に、全国の好例になる島根こそのレガシーを残す準備を進めたい。(添)













