2020年、日本社会は、前年から世界的に急拡大する新型コロナウイルス感染症流行の真っただ中に置かれていました。3月1日からの一斉休校や4月に始まる緊急事態宣言の発令と、前代未聞の国策が取られる一方で、ウイルスの正体も治療法も対応策も不確定で五里霧中。日に日に感染者は増え、人と人との接触は大幅に減らされ、鬱屈(うっくつ)とした空気が世界中を覆っていきました。
そんな同年の7月、共同通信社の記者さんから、「世の人々が笑顔になれるようなテーマで連載をお願いできないでしょうか」という熱いオファーをいただきました。
「読者の皆さんに少しでも希望が見えるような光をともすことができたら―」...













