―山陰両県初の民間放送「ラジオ山陰」の開局(1954年3月)から70年以上がたちました。1960年代から「生ワイド番組」を放送し、生活情報をリスナーに届けてきました。
ラジオは私たちのプライドの一つです。パーソナリティと地元の皆様との距離が近く独自の色が出せるのも特徴で、自主制作率は40%を超えます。インターネットで番組を配信する「radiko(ラジコ)」やpodキャストなどのデジタル展開によって面白いコンテンツも増えており、ぜひ聴いていただきたい。
―ラジオから5年後の1959年12月に開始したテレビの地上波放送は、JNN系列としてニュース報道やドラマに強さを発揮しています。
山陰をロケ地として今年放送予定のTBSドラマ「VIVANT」続編は全国から注目度が高く、ご期待ください。イベントではプロ野球広島カープ対阪神タイガースのファーム公式戦を5月に米子市民球場で開催します。地域からの要望に応える事業も、積極的に展開していきます。
―近年は介護DX事業、太陽光ビジネスなど新規事業に積極的です。
旧来型の「電波のCMモデル」に依存した収益構造では生き残りが難しくなっています。コンテンツ制作費を従来のCM売り上げだけで支えることは困難な時代で、よりよいコンテンツを生み出していくための21世紀型ビジネス展開です。
―企業理念の「想像×創造=!」に込めた思いを教えてください。
テレビ局として求められるのは、例えば事故が起これば、なぜ起きたのか、防ぐにはどうしたらいいのかを指摘し、改善につながる報道です。情報を結び付けて価値を生み出し、さらに価値を結び付けて次の価値、社会に役立つ情報を生み出していく。今はAI(人工知能)で同じような観点、切り口の情報があふれていますが、大切なのは「これは違うんじゃないか」という疑問を持つことです。いろいろな角度から物事を見て「想像×創造」ができる人材を育てていきたいです。

山陰放送は、変化するメディア環境を楽しみ、山陰の魅力を新しい視点で発信できる人を求めています。地域の声に誠実の寄り添い、常識にとらわれない発想で「面白い」を追及できる方。そして何より、山陰が大好きで、この地を盛り上げたいという熱い情熱を持つあなたと、共にに未来を創れることを楽しみにしています。

坂口𠮷平=鳥取県米子市出身(66歳)大手広告会社を経て、1988年山陰放送入社、2007年に現職に就任。
趣味 釣り・ゴルフ












