―介護事業者支援の新会社「さんさんケアソリューション」を2025年2月に設立しました。
全国で医療・介護施設の再建支援事業を手がけるチームアップ(東京都)と連携して、25年8月から介護老人保健施設などを運営する医療法人ちどり(松江市東出雲町揖屋)の事業再建支援を始めました。訪問看護ステーションに焦点を当て、利用者の生活実態を知ることでよりよい支援につながると考えています。利用者は施設をわが家のように思っています。居場所がなくなることはあってはなりません。さんびるが持つ優しさや諦めない力とチームアップの専門力を掛け合わせ、ちどりの歴史を生かした健全運営を目指して支援を続けていきます。

 

―27年には設立50周年ですね。
50年を目前にした26年は、社員や家族に感謝を伝える1年にしようと、各地にあるグループ会社を含めた家族対抗ボウリング大会を実施するなど、社員と家族に感謝を伝える取り組みを行います。27年は講演会や祝賀会など、さまざまなイベントを企画して地域とお客さまへの感謝を伝えていきます。

 

―社員が尊重し合う、働きやすさを重視した会社づくりに尽力されています。
25年ほど前、良い会社とは何かを社員に尋ねた時、「自分の子を働かせたいと思える会社だ」と返ってきました。私にとって社員は子どものような存在です。社員のために聞き上手になろうと考え、年に2回、社員と面談をしています。また座席の引き出しをなくしてフリーアドレス制を導入しました。席を替えることで業務に集中でき、社員同志の理解も深めてほしいと考えています。突然の欠勤に備えて、他の社員でカバーできる体制も整え、チームプレーを意識した風通しの良い会社を目指しています。

 

―今後どのような取り組みを進めますか。
介護や学童事業、大森の湯リニューアルなど幅広く事業を展開しながら、社員の声を聴き、喜んで働ける環境を大切にしていきます。

 

「明るく・楽しく・元気よく 地域の皆様と共に」をモットーに、清掃から地域課題を解決する多角経営へと成長を続けています。「できないは言わず、できる方法を考える」姿勢で、若手からベテラン社員までお互いが尊重し合える社風です。昨年頂いた「論語と算盤大賞」の誇りを胸に、未来へともに歩む人を募集しています。

田中正彦=島根県松江市出身(68歳)2006年に現職に就任。
島根県松江市鹿島町御津という小さな漁村で生まれました。5歳で生死を分ける経験をし「命には役割がある、私の命はお前の物でない、誰かの為に使うために生かされた命だ。それを忘れるな」と婆ちゃんからの言葉を掛けられながら育った私。「マグマ」という造語で「生かされている命、そしてみんな同じように命には役割がある」と伝えています。