―事業エリア拡大を2026~28年の中期経営計画で掲げました。どのような狙いがありますか。
山陰で培った強みを外でも生かして「山陰では」という枕言葉を取り払っていきたいと考えています。今後も成長していくためにできることは多くあります。人口減少で市場の縮小が予測される中で、地元の飲食店などと協力して観光客をはじめとする交流人口を増やす手助けをし、山陰以外での売り上げのボリュームも増やさなければなりません。
―具体的な取り組みを教えて下さい。
卸売事業では、32年をめどに西日本で事業展開を目指しており、既に大消費地に近い岡山県津山市や兵庫県豊岡市に支店があります。今後はより大きな市場で山陰と同じような品ぞろえや配達ができるような体制を整えていく必要があります。安来工場で作っているコロッケなどが好調な食品製造事業では全国が知る「さんれい」へをキーワードに、通販や百貨店の「デパ地下」などBtoCの販路拡大に力を入れ、一般消費者の認知度向上を図ります。現在は大手弁当チェーンに販売しているかにクリームコロッケなど量販店向けが中心で、さんれいフーズの名前は消費者にまだ十分に認知されていません。冷凍カニや昨年開発した笹(ささ)巻き蟹(かに)めしの販売を通してブランドを広めていきます。
―25年度は海外事業部を設立しました。海外展開の展望を聞かせてください。
現在、北米やアジアに年間約1・5億円ほどカニのむき身やコロッケを輸出しており、海外での挑戦を進めています。シンガポールで法人を設立し、今春、オフィス街でコロッケ弁当の店を試験的に開業します。今後は東南アジアの市場で新たに挑戦しつつ、シンガポールをハブとしてカニなどの商品も販売していきたいと思っています。計画的に専門的な人材の育成を進める中で、面白がって仕事に取り組む社員を増やしつつ、そのチャレンジを後押しするような会社でありたいと考えています。

地域密着×全国展開。50年以上の歴史を胸に、食の未来を切り拓く仲間を募集中。 50年以上の歴史に安住せず、ECサイト開設や製造・販売機能を一体化する合併等、私たちは 変化を続けてきました。ぜひ、食への挑戦を面白がる人と一緒に仕事がしたいと考えています。 ご参考 Mission:「食の幸せ」を地域社会と創りつづける。 Vision:山陰酸素グループ共通 幸せをめぐらせよう :当社独自 食への挑戦を面白がる。全国が知る「さんれい」へ。

並河 元=エジプトカイロ生まれ、島根県育ち。2020年に現職に就任。
松江北高校を卒業し、東京理科大学へ入学。その後、アビームコンサルティング株式会社を 経て2013年に帰郷。2013年さんれいフーズ取締役就任、2020年代表取締役社長就任。 趣味:人とのコミュニケーション、自宅にビールサーバーがあるほど大のビール好き












