―コメ政策をはじめとした農業を取り巻く近年の環境をどのように捉えていますか。
コメに関する政策は変化が激しく、正直、戸惑いはあります。ただ需要に応じた生産という原理原則は変わりません。大切なのは二つの視点で、島根県の農業を守り次世代につなぐことと、農畜産物の価値を高めて売っていくことです。最大の課題は担い手確保になります。
―担い手確保に向けて、どのような取り組みを進めていますか。
長期的な視点が欠かせません。そこで、小中学生の段階から農業に触れる機会をつくり出すことを重視しています。今年は地元大学生と車座で語り合う場を設け、農業やJAへの率直な意見、見方を共有し、理解を深めていく計画です。
―人口減少が進む中山間地域などでの農業振興の方針を聞かせてください。
中山間地域は特に、農業の崩壊が地域の崩壊につながるとの危機感を持っています。営農指導をはじめ、経営相談、事業承継支援、融資など、生産者を総合的に支えることがJAの役割です。「命を支える食、食を支える農、農を支えるJA」という理念を大切にしながら、地域の総合インフラとなって人やお金の循環を促すことが、地域の自立にもつながると考えています。
―県外や首都圏への事業展開についてのお考えは。
農畜産物の地産地消に加え、都市部で島根県産を購入してもらう「地産都商」も重要になります。安心・安全であるだけでは他地域と差別化できなくなっている中で、島根ならではの物語を含めて、価値を伝えていく「プレゼンター」でありたいと考えています。
―今後、特に力を入れていく分野を教えてください。
担い手確保や次世代就農者の育成に加え、デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組みます。効率化によって、人と人が向き合う時間を生み出します。地域になくてはならない存在であり続けられるよう、取り組みを進めていきます。

「青春とは人生のある部分ではなく、心の持ち方だ」。 サミュエル・ウルマンの詩『青春賦』の一節です。私はこの言葉がとても好きです。若い皆さんには、理想や情熱、そしてチャレンジする気持ちを、いつまでも持ち続けてほしい。 そうした思いで、日々ベストを尽くす。今できることを精一杯やる。 その積み重ねが、必ず道を拓いてくれると私は信じています。なんとかなります!この世の中!自分を信じて、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

竹下克美=島根県雲南市出身(70歳)2025年に現職に就任。
JAしまね雲南地区本部で常務理事本部長等を歴任。2022年にJAしまね常務理事に就任し、信用・共済を担当した後現在に至ります。天命を信じて人事を尽くす。オフィス屋上の神社にお参りすることを日課としています。












