―島根県信用保証協会の業務内容を教えてください。
当協会は信用保証協会法に基づく公的機関で、中小企業の皆さまが金融機関から事業資金の融資を受ける際の保証人となり、企業の発展をサポートする役目を担っています。県内中小企業者の4割に当たる約8千者のご利用があり、迅速な融資保証の提供や経営状況に応じた最適な融資・保証制度のご提案などを通じ、地域経済の活性化に努めています。
―地元中小企業向けの資金繰り支援の方針についてお聞かせください。
人手不足や物価高、人件費高騰などの影響を受ける事業者の資金繰り支援として、金融機関や商工団体と提携した新しい保証制度「輪(りん)」を創設しました。協会に支払う保証料率を低く設定したほか、金利負担も年1・95%の固定金利とするなど、事業者の負担を抑えた仕組みで、2025年10月の創設以降200件を超える申し込みがありました。創業機運醸成を目的に保証料ゼロで最大500万円を融資する創業保証制度「創(そう)」も、県内の市町村と提携して取り扱いを行っています。
―中小企業の借り入れを保証する保証承諾が増加傾向にあります。
当協会の25年度の保証承諾(2月末時点)は前年同期比32・5%増の475億5500万円と、21年度以降で最多となりました。経営改善に向けた積極的な伴走支援や、貸出金利を固定の低金利とした新制度「協調支援型特別保証」の申し込みが増えたことなどが要因で、事業者の資金繰り改善につながっています。経営改善に取り組む企業も増えており、協会が借入金の返済を肩代わりする代位弁済の25年度の総額は前年度比で減少しています。
―25年4月には新しい本店が松江市殿町に完成しました。
顧客対応と職員の執務エリアを分けるなど、利便性を高めた構造としました。本店建て替え後も、引き続き金融機関や関係支援機関と密に連携を図りながら、経営課題を丁寧に聞き取る、事業者に寄り添った支援を継続していく考えです。

若手一人一人が企業のトップと向き合い、提案や悩みを聞きながら、課題解決のため働いています。日々の仕事で企業の成長を見守ることができるのが大きなやりがいです。自己研鑽を行う風土があり、職員自身も成長を実感できます。ぜひ一緒に働きましょう。

藤原孝行=島根県雲南市出身(70歳)2020年10月から現職。週末はソフトテニスと温泉施設でリフレッシュしています。電車好きの孫がいるので、一緒に乗り街並みを眺めるのも楽しみの一つです。













