―2026年度は中期経営計画の最終年度となります。取り組み状況はいかがですか。
計画では「課題解決により地域と信用金庫の未来を豊かにする」「地域に貢献するため自己変革する」「ウェルビーイング経営を目指す」という三つの方針を掲げています。24年度から、これらの方針に沿って取り組みを進めてきましたが、金融政策の変化など、信用金庫を取り巻く環境は大きく変わっています。適宜修正を加えながらやってきましたが、環境の変化に対して自分たちも変わっていかないといけないという思いを強くしています。

 

―中小企業の後継者向けに開く育成塾の名称が「せがれ塾」から、日本海しんきんの「つなぐ経営塾」に変更になりました。
名称が変わって初めて入塾した12期生からは特に決算など「数字に強くなる」ことを重視しています。税理士の力も借りながら、決算書の見方などを勉強しています。数字を把握するのは、経営をしていく上で欠かせない要素であり、塾生たちにも好評です。時には、卒塾生にも声がけして、現在の塾生と交流する場をつくっています。

 

―職員が働きやすい職場づくりにも力を入れています。
新入職員については、自分の将来のキャリアをどうつくっていくかという道筋が見えないと、不安になることがあるので、その点には気を配っています。子育て中の職員が保育園の送り迎えがしやすいような勤務時間にすることも考えています。

 

―島根県西部の石見神楽団体に所属する子どもが出演する「石見子供神楽どんちっち祭り」が今年、17回目を迎えました。
昨年は大阪・関西万博で石見神楽が上演され、あらためて地域の郷土芸能に注目が集まりました。多くの観客の前で演じられるので、子どもたちもすごく張り切っています。石見神楽を後世に残していくには後継者育成が大切です。イベントを続けることが、少しでも地域のためになればという思いを持って、職員も準備や運営を頑張ってくれています。

 
 

都会で働くこともいいことだと思いますが、地方(地元)で働くという選択肢もあります。大きな事業者は少ないですが、あなたの頑張りがその事業所の成績に繋がるのが見えるなど、やりがいと生きがいを感じることができます。「地域と共に」という志の下、自分自身の成長と地域の課題解決を図るために一緒に汗を流しませんか。

徳富悠司=島根県浜田市出身(67歳)2022年に現職に就任。
大学の4年間は東京で暮らしましたが、卒業と同時に地元の信用金庫に就職、現在に至る。 オンとオフを切り替えることを心掛けています。 趣味:下手なゴルフ、最近行けていないスキー、サッカー観戦等