新型コロナウイルスの感染拡大が抑制傾向にあるとして鳥取県が21日、これまでステージ3(感染急増)としていた県内の感染状況を、ステージ2(漸増)に引き下げた。合わせて、観光促進事業「WeLove山陰キャンペーン」を22日から県内限定で再開。感染状況を注視しながら、地域経済を動かす。 (藤井俊行)

 政府の対策分科会が示す指標でステージ2となるのは50日ぶり。21日時点で病床使用率が12・2%、人口10万人当たりの新規感染者数が直近1週間は4・0人など、いずれもステージ3の目安を下回ったため判断した。21日発表分の新規感染者はゼロだった。

 キャンペーンは22日から10月31日まで実施し、県内の対象施設に県民が泊まる際に宿泊代の半額(上限5千円)を割り引く。ステージ3相当の島根県がステージ2以下になった場合は、島根県側も再開する。

 鳥取県はこのほか、感染症対策を講じた県の認証店が発行する特典率25%の食事券や、県内の宿泊・観光事業者が発行し宿泊や施設利用に使える特典率20%の前売り券の販売を、それぞれ21日に始めた。店頭などで購入できる。販売期間は食事券が来年1月31日まで、前売り券は12月31日まで。使用期間は、食事券が2021年度中、前売り券は22年度中。

 平井伸治知事は21日の対策本部会議で「感染のリバウンドを防止しつつ、徐々に経済社会と感染予防との折り合いをつける」と述べた。