島根大(松江市西川津町)の学生が島根ゆかりの文学者を紹介する企画展示が同大付属図書館で開かれている。23日にはギャラリートークがあり、学生が江戸時代後期から近代までの俳人や小説家らの功績や著作について解説した。企画展は26日までで入場無料。
企画展は、法文学部言語文化学科と人間社会科学研究科の学生計12人が田中則雄教授(日本文学)の講義で文学者を調査し、作成した解説パネル15点と著書など18点を展示。松江ゆかりの文豪・小泉八雲や出雲歌壇の中心人物だった千家(せんげ)尊孫(たかひこ)、出雲市塩冶町出身の俳人・原石鼎(せきてい)ら5人を取り上げた。
圖子(ずし)結子さん(20)=法文学部言語文化学科3年=らのチームは出雲俳句史の研究にも力を入れた俳人・桑原視草(しそう)を取り上げ、極めて謙虚な性格で、周囲からは力量を深く認められていたと解説。病気や事故で生死の境をさまよい、軍務にも動員された背景にも触れ、厳しい現実を生き抜いた「力強い人間」と考察。酒好きだった視草が禁酒について詠んだ句も紹介した。
圖子さんは「好きな俳句を抜粋してパネルに記載した。ぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかけた。(小引久実)












