満開になったそばの花に囲まれ、花の匂いを嗅ぐ保育園児=出雲市古志町、神戸川土手
満開になったそばの花に囲まれ、花の匂いを嗅ぐ保育園児=出雲市古志町、神戸川土手

 【出雲】11月に出雲市内で始まる観光イベント「出雲そば旅」の一環で神戸川土手(古志町)に植えられたソバの花が27日、満開となった。一面に広がる白い花が風に揺れ、近くの保育園児らが散策を楽しんだ。

 ソバの花は、出雲そばを食べるだけでなく、目でも楽しんでもらおうと、神在月出雲そばまつり実行委員会(三吉庸善委員長)が4年前から毎年、JR山陰線の線路近くに植えている。今年は8月20日に国土交通省から借り受けた約210平方メートルで種をまいた。

 この日はひかり保育園(塩冶町)の年長児13人が観察に訪れ、梶谷碧ちゃん(6)は「楽しかった」と笑顔を見せ、摘んだ花を袋いっぱいに詰め込んだ。

 ソバ畑はJR山陰線を走る豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」の車内アナウンスでも紹介されるスポット。実行委の福間正純幹事長は「今後も続け、瑞風の歓迎イベントにしたい」と話した。

 出雲そば旅は、11月1日~来年2月28日に開催。市内のそば屋や道の駅などを巡るスタンプラリーを予定している。

       (松本直也)