松江市が27日、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受ける事業者への給付金の支給要件について、売上高が20%以上減少した場合に緩和すると発表した。月末としていた申請期限は12月10日に延長する。

 2021年1~5月のうち、連続する3カ月間の総売上高が20年か19年の同期間と比べ、50%以上落ち込んでいることを条件としていたが、21年1~9月のうちの連続3カ月間が20年か19年の同期比20%以上減った場合に変更。国の新型コロナ関連融資制度の支給要件などを参考にした。

 給付金は法人に20万円、個人に10万円を支給する内容で、7月下旬に受け付けを開始。8月末までの申請数は想定の16%に当たる454件で、市は商工団体からの要件緩和の要望を受け、検討を進めていた。

 新たな要件の申請は10月1日に郵送で受け付けを始める。 (片山大輔)