中学生が日常生活で考えたことを発表する「少年の主張県大会」の動画審査会が28日あり、最優秀の県知事賞には、安来市立伯太中学校1年の栂瀬真心さん(13)が輝いた。栂瀬さんは、中四国ブロックの審査に進み、2枠の全国大会出場を目指す。
青少年育成県民会議などが主催。県内各地区の代表16人が事前に録画した5分ほどの主張を、松江市と浜田市の会場に集まった審査員が評価した。
栂瀬さんは「思い出のランドセル」と題して発表。6年間使ったランドセルを、内戦などの影響で女性の就学率が低いアフガニスタンに寄付することを決めた経緯に触れ、「想像できないほどの困難に少しでも思いを寄せたい」と、中学生でもできる国際交流の在り方を訴えた。
(広木優弥)
県知事賞以外の上位入賞は次の皆さん。 ▽県教育長賞 安立葉(益田市立横田中2年)▽県警察本部長賞 広原由稀(奥出雲町立横田中3年)▽青少年育成県民会議会長賞 波多美莉菜(海士町立海士中1年)▽審査員特別賞 堀さくら(浜田市立旭中3年)新田美優(雲南市立海潮中3年)