シリアとイスラエルに接する中東の国レバノン。地中海に面し、豊かな食文化を誇る。しかし、2023年10月、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を受けて、イスラエルと親イラン民兵組織ヒズボラの戦闘が始まった。米国とイスラエルのイラン攻撃で、今年3月に交戦が再燃。多数の死傷者が出て、多くの建物が破壊されて、がれきの山と化した。自宅を失い、先の見えない避難生活を余儀なくされている住民も少なくない。

 4月17日に停戦が発効した直後に、レバノンの首都ベイルートや南部の町ナバティエなどで取材した。(共同通信=岡田隆司、武隈周防・写真)

 動画はこちら。https://youtu.be/sQIBEUHNlTs?si=jD8zsA-ItVBa2fYw

 ▽むき出しの鉄筋

 イスラエル軍がヒズボラ掃討を狙って激しく攻撃したベイルート南部に4月18日に入ると、破壊された建物のがれきの山がいくつも目に飛び込んできた。黙々とがれきを除去する人々。イスラエル軍の攻撃再開を恐れたり、交戦の影響で自宅を破壊されたりして、避難生活...