<短歌>

 ◇多伎町汐路短歌会(出雲市)

波の果てに没(い)る陽追うがに海辺行く「椰子の実」時に口遊みつつ 後藤 元興

七夕の銀河にわが生(よ)重ね来しこの道なればほつほつ行かな 林  信子

一年に一度でも会ひたし逝きし人七夕の星の逢瀬のごとくに 木村 悦子

七夕の短冊に願い書きし娘らみな健やかに今を生き継ぐ 山崎 律子

家族(うから)みな縁に揃ひて賑はひし思ひ出はるか七夕祭り 和...