キャットタワーやキャットウォークを取り入れた室内=松江市東津田町
キャットタワーやキャットウォークを取り入れた室内=松江市東津田町

 ネコとの暮らしを楽しめるユニークな住宅が松江発で誕生した。新型コロナウイルス禍でペット需要が高まる中、地場の住宅メーカーと木製家具製造業者が連携。ネコが自由に動き回れる仕掛けをふんだんに取り入れた遊び心満載のアイデア住宅で、来年をめどに本格販売する。

 「クレバリーホーム」などを展開するハウジング・スタッフ(松江市東津田町)と、木製家具製造のウッドスタイル(同市福原町)が手掛ける。

 1棟目は、大のネコ好きというウッドスタイルの西村幸平社長(56)が松江市内に新築した木造2階建ての自宅。同社が製造・販売するネコ家具専用ブランド「りねこ」のキャットタワーが天井まで延び、成長に合わせて高さを変えられるマグネット式のステップや、階段上の空間にネコが遊べるスペースを設けた。滑りにくく、傷がつきにくいフローリングで、壁には調湿と消臭効果のあるケイ藻土を使う。

 ペットとの共生住宅は都市部で出始めており、コロナ禍で自宅でペットと過ごす時間が増えていることにも着目した。来年5月には松江市内にモデルハウスを建設し、販売を本格化させる計画。初年度に新築10棟の受注で売り上げ3億円を目指す。

 西村社長は「設計段階から、りねこのネコ家具を組み込むことで、より良い家にできる」と強調。ハウジング・スタッフの平儀野好美社長(43)は「こちらでは思い付かないアイデアがある。協力体制で特色を出したい」と話した。 (藤本ちあき)