2003年ごろ、新規事業の立ち上げを支援する会社に勤めていた島根太郎さん(60)は、カウンセリングオフィスの設立に携わっていた。

 患者にとってより良いカウンセリングは何かを模索し、メンタルヘルスや心理学に関する書籍を読んでいると、こんな内容の記述に出会った。

 「小児性愛障害は精神疾患のひとつ」「統計的に一定数が存在する」

 この時の知識が、後に役立つ。

 2005年、同じ会社で民間学童保育の事業を構想。どんなリスクがあるかを考えた。

 「ビジネスの世界では、リスク管理は当たり前だから」

 暴力や暴言、いじめ、そして性加害が浮かんだ。学んだ知識にあった「小児性愛者は必ず存在する」ことを前提に、対策を考え始めた―。

 学校や塾で子どもに接する人の性犯罪歴を確認する「日本版DBS」...