粉雪舞う正月2日、徳島県三好市の民家に南公代(60)の鼓が響いた。中内正子(58)が木偶(人形)の翁、えびすを巧みに操る。新年の五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈る「三番叟まわし」。最後にえびすが住人の手にぽんぽんと触れ、福を分けた。
江戸期から被差別部落の人々が担ってきた祝福芸。戦後、差別の中で一度は消えかけたが、「芸人の孫」の辻本一英(74)が奔走し危機を脱した。「また壊されてたまるか」と言葉に力を込める。
元旦から3カ月かけ、千軒以...
粉雪舞う正月2日、徳島県三好市の民家に南公代(60)の鼓が響いた。中内正子(58)が木偶(人形)の翁、えびすを巧みに操る。新年の五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈る「三番叟まわし」。最後にえびすが住人の手にぽんぽんと触れ、福を分けた。
江戸期から被差別部落の人々が担ってきた祝福芸。戦後、差別の中で一度は消えかけたが、「芸人の孫」の辻本一英(74)が奔走し危機を脱した。「また壊されてたまるか」と言葉に力を込める。
元旦から3カ月かけ、千軒以...
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