インターネットなどで広がる新型コロナウイルスワクチンに関する主な誤情報を厚生労働省がリストにまとめ、正しい情報とともにホームページで公開した。接種のメリットは副反応などのリスクより大きいとして、改めて接種を勧めている。
9月7日付で取り上げた誤情報は10項目。このうち、接種が不妊症や流産の原因になる、不正出血や月経不順を起こす―といった生殖機能関連のうわさについては「科学的な根拠はありません」「ワクチンが直接的に起こすことはありません」などと明確に否定した。
接種が原因で多くの人が亡くなっているとの情報に対しては「接種後の死亡」が「ワクチンが原因の死亡」を意味するわけではないと説明した上で「接種が原因で多くの方が亡くなったということはありません」と答えている。全項目について、正しい情報の詳しい解説が別ページで読める。
ワクチンを巡る誤情報の拡散は世界的な問題で、各国の保健当局が情報提供に努めている。
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リストのURLはhttps://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000829138.pdf