生き生きとした剥製に見入る来場者=雲南市木次町里方、マルシェリーズ・ショッピングセンター
生き生きとした剥製に見入る来場者=雲南市木次町里方、マルシェリーズ・ショッピングセンター

 出雲市大社町や隠岐諸島で釣り上げた魚の剥製と、魚の写真を基に作るカラーのデジタル魚拓を集めた企画展が、雲南市内で開かれている。剥製の処理は県外の職人が1匹当たり約10万円で1年近くかけて作るが、出品者は「釣り上げた場面をいつでも思い浮かべられる」と計3匹を加工した。 (鎌田剛)

 記録的な大物を展示するのは、釣り愛好家でつくるG1トーナメントクラブに所属する松江市古志原町4丁目の会社役員、川島広明さん(62)。キャリアは40年以上のベテランで、海のスプリンターと呼ばれるヒラマサを年15匹も釣り上げる腕前という。

 以前は墨の魚拓を取っていたが、より鮮明な記録を残そうと6年前から松江市内の釣具店が扱うデジタル魚拓を依頼するようになった。魚の写真からカラー魚拓に加工するもので、さらに躍動感を出したいとネットで見つけた滋賀県大津市の業者に剥製の製作を依頼した。剥製は魚体1センチ当たり750~1千円の加工料が必要で、これまでに81センチ、4キロのヒラマサをはじめ、大マダイと口太グレを剥製にして色つやや魚の動きをリアルに再現している。

 このほか、巨大アオリイカなどの魚拓16枚と仕掛けも展示し、訪れた太公望をうならせる。川島さんは「車に乗って1時間以内にアクセスできる場所でこんな魚が釣れる。山陰の海は魅力がある」と話した。

 展示は20日まで雲南市木次町里方のマルシェリーズ・ショッピングセンター1階で開催。午前9時から午後7時半(最終日は午後4時まで)。入場無料。