熱戦を繰り広げる突き牛と綱取り=島根県隠岐の島町北方
熱戦を繰り広げる突き牛と綱取り=島根県隠岐の島町北方

 【隠岐の島】島根県隠岐の島町北方の一夜ケ嶽神社にある牛突き場で10日、「一夜ケ嶽牛突き大会」があった。引き分け戦8番を含む10番が披露され、若牛と綱取りを務める男衆たちが激しい当たりで魅了した。

 町内から雄の黒毛和牛20頭が出場。男衆が綱を操る巨体が「ガツン」という音とともにぶつかり合った。

 男衆や子どもが相撲取り歌を響かせながら、鼻息を荒くした牛が試合場入りする様子が披露された。800キロ超の成牛が宙に浮く場面もあり、迫力ある取組が来場者を沸かせた。

 大会は地元の五箇牛突き保存会が開き、新型コロナウイルス感染予防のため事前に告知を行わなかったが、島内外から300人が訪れた。友人と観戦した知夫村の外国語指導助手ジャクリーン・バレンタインさん(22)=アメリカ出身=は「戦う牛が想像以上にパワフルでびっくりした」と興奮気味に話した。(森山郷雄)