プロ野球のドラフト会議が11日、東京都内で開かれ、西日本工大の隅田知一郎投手に西武、広島、巨人、ヤクルトの4球団が1位指名で競合し、抽選で西武が交渉権を獲得した。市和歌山高の小園健太投手も2球団が1位指名し、DeNAが阪神との抽選を制し交渉権を得た。

 秋田・ノースアジア大明桜高の風間球打投手はソフトバンク、奈良・天理高の達孝太投手は日本ハム、上武大のブライト健太外野手は中日が単独で1位指名した。楽天は埼玉・昌平高の吉野創士外野手、ロッテは市和歌山高の松川虎生捕手、オリックスは東北福祉大の椋木蓮投手の交渉権を得た。

 外れ1位では法大の山下輝投手に2球団が重複し、ヤクルトが広島との抽選を制した。阪神は高知高の森木大智投手、巨人は関西国際大の翁田大勢投手を指名。抽選を2度外した広島は関学大の黒原拓未投手を指名した。

 山陰両県関係では、三菱重工Westの森翔平投手(鳥取商高―関大出)が広島から2位指名を受け、石見智翠館高の山崎琢磨投手はソフトバンクから育成7位で指名された。