雅楽を披露するこころ音雅楽会のメンバー=島根県海士町海士、隠岐神社
雅楽を披露するこころ音雅楽会のメンバー=島根県海士町海士、隠岐神社
後鳥羽院遷幸800年記念事業
後鳥羽院遷幸800年記念事業
後鳥羽院遷幸800年記念事業
後鳥羽院遷幸800年記念事業
後鳥羽院遷幸800年記念事業
後鳥羽院遷幸800年記念事業
後鳥羽院遷幸800年記念事業
後鳥羽院遷幸800年記念事業
雅楽を披露するこころ音雅楽会のメンバー=島根県海士町海士、隠岐神社 後鳥羽院遷幸800年記念事業 後鳥羽院遷幸800年記念事業 後鳥羽院遷幸800年記念事業 後鳥羽院遷幸800年記念事業

※アプリをご利用の方は写真をタップし、左にずらすと、計5枚の写真を見ることができます。

 鎌倉時代の承久の乱(1221年)で、隠岐に配流となった後鳥羽上皇のゆかりの文化遺産を継承するイベント「後鳥羽院遷幸800年記念事業」が16日、上皇がまつられる島根県海士町海士の隠岐神社で開かれた。文武に優れた上皇ゆかりの催しが開かれ、地元の島民らがさまざまステージや展示を楽しみつつ、先人の功績を振り返った。

 上皇は配流後、崩御するまでの19年間を中ノ島(海士町)過ごし、和歌や刀剣作りに関心を寄せたと伝えられる。地元では「ごとばんさん」の名で親しまれている。

 拝殿では山陰両県の雅楽奏者でつくる「こころ音雅楽会」のメンバーが、笙(しょう)や篳篥(ひちりき)による管弦や舞楽を披露し、来場者が宮中舞台をほうふつとさせる音色に耳を傾けた。地元のかわず太鼓、隠岐島前神楽も熱演した。

 境内には、刀剣に情熱を注いで御番鍛冶制度を作ったことにちなむ鍛冶場が設けられ、奈良県無形文化財保持者の月山貞利刀匠(74)の一門が御神火で炉に火をおこし、刀の神前打ちを披露した。

 祭典は主催する後鳥羽院顕彰事業実行委員会(委員長・大江和彦海士町長)や県神社庁の関係者ら150人が参列した。雅楽に見入った今村尊さん(77)=海士=は「800年の節目に貴重な古典芸能が見られてよかった」と話した。
 (森山郷雄)