水道などの設備事業やコンビニエンスストア経営を手掛ける家業の(株)豊和設備(松江市東津田町)に勤めながら、2016年に地酒製造・販売の合同会社大根島研究所(松江市八束町江島)を立ち上げた。松江市八束町を中心とする地域の特産品を生かした地酒造りに意欲的に取り組む。
八束町産の米を原料にした日本酒と蜜芋を使った焼酎を町外に製造依頼し、販売したのが始まりだった。
「八束町は根菜や野菜など豊かな土壌に育まれた良い農産物が取れるにもかかわらず、地酒がなかった。大根島研究所設立の原動力は、町内の恵みを余らせてはいけないという思い。そのまま売るより、加工で価値を高めて販売したいと考えた。20年には酒類製造免許を取り、自社製造を始めた」
八束町に着目したのには豊和設備の社業が関係する。
「八束町の上下水道整備の大部分を担った。その仕事のおかげで...
【WEEKLY FACE】「八束町の恵みを余らせない」特産生かした地酒造りに意欲 /合同会社大根島研究所 代表社員(松江市八束町江島) 門脇淳平氏
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