地元の五輪出場選手の写真が並ぶ会場=浜田市三隅町古市場、アクアみすみ
地元の五輪出場選手の写真が並ぶ会場=浜田市三隅町古市場、アクアみすみ

 【浜田】地元出身の五輪出場選手らをたたえる写真展が、浜田市三隅町古市場のアクアみすみで開かれている。躍動感あふれる約80点が来場者の目を引く。28日まで。無料。

 1952年のヘルシンキ五輪で床運動銀メダルの上迫忠夫氏、60年のローマ五輪で日本男子初の金メダル獲得の立役者になった竹本正男氏らを紹介。竹本氏の写真は両腕を広げる「十字倒立」の場面などが並ぶ。

 今夏の東京五輪の陸上男子3000メートル障害で、日本史上最高の7位に入った三浦龍司選手の写真も展示。水しぶきを上げて水濠(すいごう)を越える場面をとらえた。

 浜田市周布町の主婦、渋江美代子さん(74)は「活躍する選手たちを見ると、どれだけ歳を重ねても頑張ろうと励まされる」と感慨に浸った。

 アクアみすみを運営する市教育文化振興事業団が、報道機関や浜田郷土資料館などから提供を受けて企画。新型コロナ禍で暗い話題が多い中、地元の偉人の活躍を伝え、市民の気持ちを明るくしようと考えた。

 今夏の東京五輪聖火リレーで、市内で使われたトーチも公開。23日午後3時~午後4時半の間、手に取り無料で記念撮影できる。

 開館時間は火曜日から土曜日までが午前9時~午後9時、日曜日と月曜日が午前9時~午後5時。 (宮廻裕樹)