自身の体験を話す難波幸夫会長(右)=雲南市大東町仁和寺
自身の体験を話す難波幸夫会長(右)=雲南市大東町仁和寺

 雲南市立西小学校の児童が、戦中、戦後の暮らしを学ぶ授業が22日、大東町仁和寺の学校であった。太平洋戦争で父を亡くした市遺族会の難波幸夫会長(80)が、市内から出兵した2354人が戦死したことや、衣食住が不足した状況を解説した。

 6年生約30人に、ニューギニアで餓死した父の慰霊で現地を訪問したことに触れ「成田(空港)から5、6時間で着いた。こげな近いとこだったかと思った」と述懐。「兵隊さんは早く帰って、家族や子どもと生活したいと思っていたのではないか」と、平和の大切さを説いた。

 内田花音さん(11)は「自分たちが住んでいるところからも戦争に行って、亡くなった人もいて、戦争を身近に感じた。戦争はいけないと思った」と話した。
      (狩野樹理)