出雲市の中心市街地などで22日、サル1匹が相次いで目撃され、市と出雲署が住民に注意を呼び掛けた。市は成獣で、同一の個体とみている。けが人や被害は確認されていない。

 市森林政策課によると午前8時半ごろ、湖陵町三部にサル1匹がいると住民から通報があった。その後、西新町2丁目のコンビニエンスストア付近や渡橋町にある宿泊施設の周辺、国道9号のからさで大橋西詰めなどで目撃された。市と出雲署が捜索したが、捕獲できず、捜索を打ち切った。

 市と市教育委員会は目撃された地域周辺の市立幼稚園、市立小中学校に出没場所を伝え、注意喚起した。

 市森林政策課の坂本吉隆課長は「サルを見かけたら目を合わさず、後ずさりしてその場を離れてほしい」と呼び掛けた。