米子市内最古の神社とされる賀茂神社天満宮(米子市加茂町2丁目)は11月1日から、さい銭やお守り購入にスマートフォンの決済サービス「Jコインペイ」を使えるようにする。キャッシュレス化により現金管理の負担を軽減するとともに、参拝者の利便性向上につなげる。

 全国の神社仏閣でキャッシュレス決済は広がりつつある。

 Jコインペイは、山陰合同銀行(松江市魚町)が導入を推進している。同行によると、山陰両県では清厳寺(松江市玉湯町玉造)内の土産物売り場がJコインペイの決済に対応しているが、さい銭やお守り販売での導入は初めてという。

 利用の際は、設置してあるQRコードをスマートフォンのアプリで読み込み、決済する。従来通り現金も使える。

 賀茂神社天満宮の須山倫史宮司(55)は「新しい取り組みで、若い人にお参りに来てほしい」と話した。  (部田寛孝)